講 演
[講師] 我妻 敏博 氏 (上越教育大学名誉教授)
[演題] 「語彙・文法の指導を考える」
~ 我妻 敏博 氏のプロフィール ~
東北大学大学院修士課程修了。「聴覚障害児の文理解に関する研究」で博士号(教育学)を取得。国立特殊教育総合研究所研究員、上越教育大学講師、助教授を経て、2000年から2016年度まで上越教育大学教授。現在、上越教育大学名誉教授。
著書・論文は、「難聴児の言葉の学習・子育て・難聴理解~難聴児をお持ちの親御さんへ~」「聴覚障害児の言語指導-実践のための基礎知識」等多数。
授業研究分科会
○学部テーマ分科会 | 研究テーマ | 助言者 |
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幼稚部 | 達成感や満足感が得られる活動の充実とその思いを表出する力を育てるための支援の在り方 | 信州大学 教授 庄司 和史 |
小学部 | 分かる喜びを感じ、主体的に学ぶための支援の在り方 | 元筑波大学附属聴覚特別支援学校 江口 朋子 |
中学部 | 主体的に社会参加し、生きる力につながる心と態度を育てるための支援の在り方 | 筑波技術大学 教授 長南 浩人 |
高等部 | 社会の一員として主体的に生きる力を高めるための支援の在り方 | 金沢大学 教授 武居 渡 |
研究協議分科会
分科会 | 協議主題 / 主題設定の理由 | 座長(助言者) |
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1 早期教育Ⅰ (乳幼児) |
乳幼児の健やかな発達と親子の望ましい関係づくり 乳幼児が心身ともに健やかに成長するための土台は、親子関係である。望ましい関係を確立し、乳幼児の発達を促すための支援について研究する。 |
元筑波大学 教授 松本 末男 |
2 早期教育Ⅱ (幼稚部) |
心と言葉を育むための環境づくりと豊かなコミュニケーション・言語発達 幼児は、周囲の人々やものと主体的に関わる中で、興味・関心の幅を広げ、意思を伝え合う喜びを知る。豊かなコミュニケーション・言語発達を促すための環境づくりと言葉の指導について研究する。 |
信州大学 教授 庄司 和史 |
3 言語・教科指導Ⅰ (小学部) |
基礎的・基本的な学力とそれを支える言語能力の育成 小学部では、基礎的・基本的な学力の定着が重要である。全ての教科等における資質・能力の育成や学習の基盤となる言葉と、それに支えられた学力を確固としたものにするための指導について研究する。 |
東北福祉大学 教授 大西 孝志 |
4 言語・教科指導Ⅱ (中学部・高等部) |
学力の伸長と思考力・判断力・表現力を支える言語能力の向上 中学部・高等部では、学習内容が抽象化しより高度な思考力・判断力・表現力が求められる。言語能力に支えられた学力を伸長させるための指導について研究する。 |
筑波技術大学 教授 長南 浩人 |
5 寄宿舎教育 | 多様なニーズに対応する寄宿舎教育の在り方 集団生活を通し、豊かな人間性と社会性を育む場として、寄宿舎は重要な役割を担っている。将来の自立した生活に必要な力を育む指導や支援について研究する。 |
大阪教育大学 教授 井坂 行男 |
6 自立活動Ⅰ 障害認識 コミュニケーション キャリア形成 |
自立と社会参加に向けた段階的、系統的な指導の在り方 卒業後に向けては、自立し社会参加する資質を養うことが求められる。個々の実態に即した段階的、系統的な指導内容や方法について研究する。 |
金沢大学 教授 武居 渡 |
7 自立活動Ⅱ 聴覚活用 補聴機器 |
補聴機器や補聴援助システム等を利用したよりよい聴覚学習の在り方 保有する聴覚を最大限に生かすには、補聴機器や補聴援助システム等を有効に活用して聴覚学習を進めることが重要である。必要な情報を主体的に獲得し、利用するための指導内容や方法について研究する。 |
同志社大学 准教授 中瀬 浩一 |
8 センター的機能 | 聴覚障害児教育について特別支援学校が期待されるセンターとしての役割 居住する地域の学校で学ぶ聴覚障害児が増えている。全ての聴覚障害児がよりよい指導や支援を受けるために、特別支援学校の果たすべき役割と地域や関係諸機関との連携の実際について研究する。 |
東京学芸大学 教授 濵田 豊彦 |
9 重複障害教育 | 一人一人の障害の状態や発達段階、教育的ニーズに応じた指導や支援の在り方 障害の重度・重複化、多様化が言われて久しい。障害を併せ有する聴覚障害児のニーズに対応したきめ細かな指導や、卒業後も充実した生活を送ることができるようにするための支援の在り方について研究する。 |
上越教育大学 准教授 小林 優子 |