大会主題
「聴覚障害教育の専門性の継承とさらなる発展」ー主体的・対話的で深い学びの授業を目指してー
主題設定の理由
聴覚障害教育は、先人の培ってきた不易な教育を継承し、その専門性をもって障害の多様化や社会の変化に対応しながら子どもたちに向き合ってきた。そして、新学習指導要領で示された新しい学力観に基づく授業実践は、子どもたちへの主体的・対話的で深い学びの実現には質の高い不易な教育が重要であることを示した。
変化の激しい社会の中、子どもたちが自身で学び、他者と協働しながら生きていくには、自他の聞こえやアイデンティティの相互理解と尊重がまず重要になる。そして、基礎的な言語力、学力を土台として、多様な相手に伝えたりイメージを膨らませたりするための幅広い言語力や思考力、自ら新しい知識を求める学びの姿勢、新たな価値をつくるため深く協議できるコミュニケーション力等を身に付けておく必要がある。これらの力を培う教育を質の高い不易な教育と位置付け、日々の指導に根付かせていきたいと考える。また、多岐にわたり拡大する情報量や、日々進化するコミュニケーションに役立つ機器に対し、それらを上手に活用し、想像と創造のできる人間としての力を培っていくことも大切になると考える。
本研究では、聴覚障害教育の専門性の継承とさらなる発展のため、生涯にわたって能動的に学び続ける力を付ける教育を目指し、子どもたち自身でつくり深める学びの形と、その学びの実現に必須である質の高い不易な教育とを両立させた授業を追求したい。また少人数化傾向にある聾学校の状況に対する工夫、進化するICTやメディアの積極的活用等、現代の課題や進化に即した授業づくりや、子どもたちが切れ目なく学びに向かうことのできる教育の実現も追求したい。
子どもたちの豊かな人生は、質の高い聴覚障害教育の積み重ねと、自己や他者と共に学びを深める豊富な経験の先に成し得るのではないかと考え、本主題を設定した。
会 期
2022年(令和4年)10月6日(木)~7日(金) 2日間
会 場
<公開授業>
○愛知県立千種聾学校
〒464-0071 愛知県名古屋市千種区若水二丁目5番1号
TEL(052)711-4121 FAX(052)723-6824
○愛知県立一宮聾学校
〒491-0934 愛知県一宮市大和町苅安賀字上西之杁30
TEL(0586)45-6000 FAX(0586)43-4462
○愛知県立名古屋聾学校
〒464-0021 愛知県名古屋市千種区鹿子殿21番1号
TEL(052)762-6846 FAX(052)753-2247
<記念講演・授業研究分科会・研究協議分科会>
○愛知産業労働センター(ウインクあいち)
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38
TEL(052)571-6131 FAX(052)571-6132
主 催
全日本聾教育研究会 東海地区聾教育研究会
主管校
愛知県立豊橋聾学校
協力校
(東海地区聾学校6校)
愛知県名古屋聾学校 愛知県立千種聾学校 愛知県立岡崎聾学校 愛知県立一宮聾学校
岐阜県立岐阜聾学校 三重県立聾学校
後援(予定)
文部科学省 愛知県教育委員会 名古屋教育委員会 全国聾学校長会 全国聾学校教頭会
全国特別支援学校長会 東海地区聾学校長会 東海地区聾学校教頭会 愛知県特別支援学校長会
全国ろう学校PTA連合会 全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会 一般社団法人愛知県聴覚障害者協会
協賛(予定)
公益財団法人聴覚障害者教育福祉協会 小川再治研究協賛会
公益財団法人日本教育公務員弘済会 公益財団法人愛知県教育振興会